ジャイロの過去が悲惨!本当の目的や意外な正体
更新日:2019年08月06日
ハンターハンターには多くの団体などが登場しますが、NGLを設立して後に影の首謀者にまでなったのが「ジャイロ」という人物です。
元々は人間でしたが、キメラアントに捕食されたことにより人間ではなく蟻となった訳ですが自我をそのまま残している特異な存在。
そんなジャイロですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?
ここでは、ジャイロの過去や目的、正体などについて紹介していきます。
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1.ジャイロが経験した悲惨な過去
自然主義団体「NGL」を創設し、9年後には国家にまで成長させたのが「ジャイロ」です。
実は彼、元々は人間で壮絶な過去を経験しているので以下からその点を紹介していきます。
ジャイロは貧困労働者の子供として誕生し、まともな教育を受けることなくかなり厳しい労働を幼い頃から強いられていました。
父親1人に育てられ、育児放棄され、そして虐待を受けるなど精神的にもキツい毎日を送っていたんですね。
そうした壮絶な日々を送っていたものの、父を恐れるのと同時に妄信するようになり、次第に父親を誇りに感じるように…。
ところが実際、父は自分をただの道具としか見ておらず息子に向ける愛情なるものはひとかけらもないと実感。
この事実はジャイロの心を粉々に砕くものであり、気づいたらハンマーで父親を殴り殺していました。
その時はおよそ12歳前後と考えられ、それから9年後にNGLを設立するという人生を歩みます。
父親を妄信することで、子供なりに必死に生き延びようとしていたんでしょうね。
それでも、父親にとってジャイロは死のうが生きようが関係ないと知ったとき、世界の全てが崩壊したのです。
何とも壮絶な経験を、子供の頃にしていたと分かります。
2.ジャイロが「NGL」を設立した驚きの目的とは?
NGLという自然主義団体を設立したジャイロは、その団体を国家にまで成長させ影の首謀者となりました。
そこまでして組織を拡大しようとした目的は、どこにあるのでしょうか?
ジャイロは世界中に悪意をばらまきたいとの願いを持ち、NGLに造った秘密工場で麻薬を製造していました。
そのため、ジャイロの目的は悪意をばらまくというものですが、少し分かりにくいのも事実。
もう少し具体的にイメージできる情報が欲しいところですが、後述するようにジャイロはどこかへ消えてしまい物語から一旦退場。
何を考えているのか、その目的など多くを語る前に消えてしまったんですね。
ただし、ジャイロの壮絶な過去という事実を頼りに予想するならば、「腐った世の中を終わりにする」というのが目的だろうとファンは考えています。
父親から愛を向けらずに育ち、宇宙ですら自分を見捨てたと考えていたほど世界に絶望していたジャイロ。
そこで生活していくことの大変さを痛感し、二度と同じ経験をしたくない、そして同じ経験をする人間をゼロにしたい。
そのような気持ちをジャイロが抱いていたとしても不思議ではなく、麻薬によって言動をコントロールし世界中を支配しようと考えていると予想できるのです。
ジャイロはキメラアントになりはしましたが、女王の命令には背き自我を持ち、自らの目的のために姿を消しました。
何をしでかすのか、今後の展開で明らかになるでしょう。
3.ジャイロに予想されている衝撃的な正体
ハンターハンターに出てくるジャイロですが、謎に包まれており何を目的にしているのはハッキリと理解できていません。
そのため読者の間からは、その正体について様々な予想がされています。
- ハンターハンターの世界を牛耳る黒幕
- ゴンが最後に戦うことになるだろうラスボス
- ハンターの組織を裏で管理している存在
特に読者の間で支持されているのが、「ジャイロの正体はラスボス」というもの。
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暗黒大陸編では、今までの世界が全てだと思われていたのが実は世界のほんの一部で、残りの部分には未知なる生物がうようよしていることが判明しています。
ジャイロは「また1からやりなおし」と説明し、どこかへ消えていきました。
そこを流星街とする意見も多いですが、暗黒大陸の存在が明らかになった今では暗黒大陸に渡ったと考えるのが自然。
そこで1から、つまり自然主義団体「NGL」のような組織を作り、暗黒世界を牛耳ろうと考えているのではと予想できます。
であるならば、ゴンにとってはラスボスの相手になると考えられるでしょう。
また、ゴンとジャイロはニアミスしており、出会っても不思議ではない状況でありながら結局ジャイロとゴンは出会わずじまい。
ジャイロが去るときに、わざわざ「出会うことがなかったのが、それが互いにとって幸運だったかどうかは、2人が出会うまで分からない」と説明を付け加えています。
これは大きな伏線であり、今後ジャイロとゴンが出会う可能性を示唆していると言えるのではないでしょうか?
その出会う時期がいつなのかは不明ですが、そのころにはラスボスとしてジャイロは確固たる地位に属しているのかもしれませんね。
4.ジャイロが持っている念能力がヤバかった…
ジャイロは大きな目的を持ち、NGLを創設し国家にまで成長させました。
ぶれない信念が無ければ短期間でここまでの成長を遂げるのは不可能であり、何かがジャイロを動かしているのは事実。
前述した通り目的となる「何か」については、今後の展開を待たなければ分かりませんが、もう一つ重要な点も分かっていません。
それは「念能力」です。
ジャイロは、女王に捕食された関係で元々の肉体は死滅してしまいましたが、強い意志を持っていたので自我を持ちながら「キメラアント」となりました。
女王の命令に背き、自身が持つ目的を達成するためにキメラアントになったとしても行動し続けています。
さて、女王によってキメラアントにされたのですから、ジャイロは何かしらの念能力を発現していると見て間違いありません。
そして、この念能力は本人の意志によって成長するため、ヒソカなどは強い力を有しているのです。
ここまでの流れから分かるように、ジャイロはキメラアントになっても自我を持ち続けています。
つまり相当な意志を持っているので、念能力は計り知れない、恐らく作中でNO1の力を持っているのではと推測できるでしょう。
もしジャイロの能力が洗脳を得意とするもので、相手を駒のように扱えるとすれば悪の頂点に立つ日もそう遠くありません。
念能力を発現しているとの描写もなければ、どんな力なのかも分かっていないので推測となるため、物語の展開次第では大きく異なる結果になるのは十分に考えられます。
それでもハンターハンターのファンは、ジャイロの念能力がどれぐらいの強さなのかについて、情報が圧倒的に足りない中においても想像し楽しんでいるのです。
まとめ
ここでは、ジャイロの過去や目的、正体などについて紹介していきました。
NGLという団体を設立し、国家にまで成長させ影の首謀者として動いていたジャイロですが、女王に捕食されキメラアントになります。
それでも意志が強いので自我を持ち続け、女王の命令に背きながら自分の目的を達成するために姿を消したのです。
ラスボス候補に名前が連なる謎の多い人物なので、今後どのように物語に関わってくるのか注目しましょう。