メルエムとコムギの最期が泣ける!出会いや結末
更新日:2019年08月06日
ハンターハンターに登場する敵キャラクターの中で、トップクラスの強さを誇りハンター達が大苦戦を強いられたのが、「メルエム」です。
どのような形でメルエムを倒すのか、予想がまったくつかない中で登場したコムギが、ストーリーの流れを大きく変えました。
そんなメルエムとコムギですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?
ここでは、メルエムとコムギの出会いや関係、意外な結末などについて紹介していきます。
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1.「メルエム」と「コムギ」が出会ったキッカケ
キメラアント編が始まってすぐの頃は、女王がピラミッドの頂点に君臨しており、誰もがその女王と戦うと考えていました。
ところが女王の腹を突き破って誕生した王「メルエム」が、念能力を持つ人間を捕食することでパワーアップできるあり得ない力を持っていると判明したのです。
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女王は瀕死の重傷で治療を受けましたがそのまま死亡し、メルエムがピラミッドの頂点に君臨するように。
メルエムは全世界を支配して、その王となるべく行動を開始し、手始めに東ゴルトー共和国を乗っ取ります。
仕事は多数いる部下に任せていたので、メルエムは暇を持て余していました。
その国にいる将棋やチェスのチャンピオンを相手に、メルエムは暇つぶしのために対戦をしましたが圧勝。
チェスや将棋のチャンピオンがメルエムの前で倒れる中、最後に登場したのが「軍儀」というボードゲームの世界チャンピオンである「コムギ」。
コムギは軍儀で5連覇を果たす絶対王者であり、メルエムとの対戦でも良い勝負を繰り広げていました。
それでもメルエムのずば抜けた学習能力により、コムギは少しずつ押される展開となるものの、勝負の中でコムギはどんどん成長。
このようにして、メルエムとコムギは出会ったのです。
2.「メルエム」と「コムギ」の仲が進展した意外な理由
ハンターハンターに登場する最強キャラ「メルエム」は、軍儀の試合においてコムギと出会います。
今まで会ってきた人間とは違う、独特の雰囲気を出すコムギに対してメルエムは少しずつ興味を持つようになりました。
コムギは全盲であり、空気が読めない性格をしているのでメルエムに対しても気さくに話しかけるため、メルエムにとってみれば余計に違和感を感じたのでしょう。
メルエムは人間をただの道具と思っていましたが、コムギとの出会いで「価値がある存在も少数ながらいる」と認識し、考え方に変化が見られます。
メルエムとコムギの仲が進展したキッカケの一つとして挙げられるのが、「総帥様のお名前は?」とコムギが質問したところです。
今までメルエムは「王」と呼ばれるだけで、自身も名前について考えたことがなく、コムギの質問に答えられませんでした。
メルエムは自分にアイデンティティが喪失していると理解し、コムギを対等な人物との認識をより強くしていきます。
2人の間柄が少しずつではありますが、進展していきました。
3.「メルエム」が「コムギ」を助けたのは何故?
純粋な恋愛漫画なら、2人の仲が発展するキッカケが次々に訪れ相思相愛になるのがお決まりですが、ハンターハンターはバトル漫画。
それも、メルエムは世界を支配してキメラアントという種を、より強い存在にすることを目標にしています。
つまりは、主人公側からしてみれば敵なので、いつかのタイミングで討たれる運命になっているのは違いありません。
それが分かっていたとしても、メルエムとコムギがどのような流れで心が結ばれていくのか気になるものですよね?
以下から、メルエムとコムギがどう惹かれ合っていったのかについて、確認していきましょう。
メルエムは「選別」の始まりが訪れるまでの暇つぶしとして、将棋やチェス、軍儀などをしていたのでコムギは暇つぶしの相手。
メルエムにとってみれば、コムギはもう用済みなので殺そうと決意して、コムギがいる部屋に行くと大きな鳥にコムギが襲われている所でした。
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メルエムはすぐに鳥を追い払い、メルエムを助け、傷だらけでもろすぎる存在を助け心配します。
用済みなので殺そうとしたはずなのに、逆に助けてしまっている所を見るだけでもメルエムがコムギを「守りたい」と強く願うようになったと分かります。
4.「メルエム」が「コムギ」を好きだと分かるシーン
メルエムはすぐにでも殺せるほど脆い存在であるコムギを、殺すどころか必死に守る行動を取りました。
彼の心の中で何かが変わっているのは言うまでもなく、メルエムはコムギに対して特別な感情を抱いているのは間違いありません。
そうした中、ゼノの流星群が王宮に降り注ぎ、ネテロや討伐軍が王宮へと乗り込みます。
ここから物語は急展開し、メルエムが下した決断が話題になりましたので、以下からその点をネタバレしていきますね。
流星群の攻撃により内部にいたコムギは、腹部に致命傷を負いすぐに治療しなければ死んでしまう状況。
コムギの治療を部下のネフェルピトーに任せたのですが、その時にメルエムは初期の頃に比べて明らかに表情が明るくなっています。
さて、メルエムはネテロと戦っていましたが、劣勢に追い込まれたネテロは「貧者の薔薇」という爆弾を使って自爆。
メルエムは黒焦げになりましたが、部下の治療により何とか復活を果たしました。
しかし、爆発の衝撃で記憶が吹き飛んでおり、コムギという大切な存在について忘れていたのですが、ウェルフィンの一言でメルエムはコムギの存在を思い出します。
貧者の薔薇には毒が仕込まれており、近くにいる人もその毒の影響を受けてしまうのです。
メルエムはそうであると知りながら、そして残りの寿命もわずかであると理解しながら「コムギという女性にあいたい。それだけ」と想いを告げます。
メルエムのコムギに対する想いは単純明快ながら、それが男女の愛を意味するのかまでは定かではありません。
5.「メルエム」と「コムギ」が迎えた泣ける結末
メルエムは寿命が残り少ないと理解し、それでもコムギに会いたいとの気持ちを強く持ちました。
メルエムは母親が自身に名前を付けてくれたことを、ネテロから聞かされコムギに答えられなかった質問を、コムギの前で答えます。
毒に侵されたメルエムは、少ない寿命を理解しつつも、コムギと軍儀で勝負をすることに。
しかしメルエムは自分と長く一緒にいると、コムギにも毒が広まり死んでしまうという現実を告白します。
ところがコムギは、最初から軍儀に命をかけていた者ですから、全く動じることはなく「不束者ですが、お供させてください」と回答。
軍儀での勝負が続いていく最中、メルエムは毒の影響で失明し真っ暗のページで2人のやり取りが続くという異例の展開に。
そしてついに2人は人生の答えを見つけ、
- メルエム「そうか余は、この瞬間のために生まれてきたんだ」
- コムギ「ワダすはきっと、この日のために生まれてきた」
同じ結論に至り、もう動くことが出来なくなったメルエムを、コムギは抱えながら最期の会話をします。
メルエムは、コムギに対して「そばにいてほしい。ありがとう。最後に名前を呼んでくれないか」と投げかけ、コムギもそれに応じたのです。
世界を支配する王として君臨したメルエムですが、その最期は一人の女性の傍で静かに息を引き取るという意外な結末。
そしてかなり感動的な終わり方だったこともあり、読者の間で話題を集めています。
まとめ
ここでは、メルエムとコムギの出会いや関係、意外な結末などについて紹介していきました。
メルエムはコムギを、暇つぶしの相手として思っておらず用済みになればすぐにでも殺そうとしていたんですね。
ところがメルエムの心に変化が生じ、殺すはずだったコムギを助けたところから、メルエムの態度や状態は大きく変わります。
最期は一人の女性の傍で静かに息を引き取るという、意外な結末となったことで読者の間で話題を集めているのです。
涙腺崩壊するのが確実な終盤は、何度も読み返してしまう人が多くいるほどですので、すぐに読めるようにしておくことをオススメします!